[天 保 山]

日本一標高の低い山

この先に山頂が?   平坦な山頂

三角点のアップ   雨の中を訪れた登山者?

天保山展望台、こちらが山頂?

錦絵の陶板   浚渫の様子を描いた陶板

浪速百景の陶板   天保山の賑わいを描いた陶板

山名:天保山、点名:天保山、二等三角点、標高 4.53 m
基準点コード:TR2-5135-73-8401、5万分の1地形図名:大阪西南部

撮影:平成20年2月12日

 日本一標高の低い山ということであるが、天保山の成り立ちなどを描いた陶板の説明によると、 大阪湾の浚渫により掻き揚げた土砂を積み上げてできたのが天保山であり、行楽地として賑わっ ていた名勝地とのこと。

 陶板から見るかぎり、天保山は、現在の展望台を含む一帯を呼ぶのであり、三角点のある位置 の呼称ではなさそうである。三角点の設置場所の選定に当り、展望台の上では地盤が悪い ため、地盤のしっかりした現在地を選び、点名は近くの山の名前をもってきたというところか。

 結局、日本一標高の低い山というのは理解しても、三角点のある位置が山頂というのはどうなの でしょうか。まあ、地元の方々がそういうのであれば言うこともないのだが…。

 注目すべきは、三角点標石上の十字。平行な筋ではなく、外側にゆくに従って広くなっている。 これは通常見ることができない変わり種の部類に入る三角点といえよう。