[安 土 山]

織田信長の城跡、三角点は少し離れて


石畳の祇園道   安土山三角点

前田利家邸跡   安土城天守閣跡

山名:安土山、点名:安土山、四等三角点、標高 162.47 m      
基準点コード:5236-51-8101、5万分の1地形図名:近江八幡

撮影:平成14年11月11日

 安土城は天正4年に築城された織田信長の居城。五層七重の天守閣を備えた典型的な山城で、 山頂部を覆うように石垣が積まれている。急な斜面が取り巻いており、天然の要害ではあったが、 天正10年、戦場となることなく焼失している。
 城の南麓、大手道の右に前田利家の邸宅があった。向かいには豊臣秀吉邸、奥には徳川家康邸 があり、正面の備えとして配置されていたようだ。利家は14歳で信長に仕え、一時謹慎の時期が あったが、帰参が許され、信長の天下統一が成るにしたがい、利家も重臣に取り立てられ、城持ち 大名になる頃まで、この安土に住んでいたことになる。

 安土山三角点は、安土城址の北に位置する少し低い頂にある。山頂へは、 山すそにある下豊浦集落の裏手に石畳が残る祇園道が通じており、これをたどる。石畳は飛び飛び ではあるが、かなり良く残っており歩き易い。5分で尾根に出て、 尾根伝いに南へ10分で山頂。尾根上にはほぼ山道があるが、山頂付近では途切れ、倒木も交錯 しておりやぶ状態で展望も利かない。山頂の南よりにある三角点はシダに覆われていて見つけに くい。