[高 森 山]

仙台市の北、県民の森にある桜の名所

入り口   坂を登る

竪堀のような谷   登り切ると本丸の台地

桜の古木に覆われた本丸址に三角点がポツンと   三角点

桜の季節は市民憩いの場   

山名:高森山、点名:鴻ノ館、二等三角点、標高 105.68m
基準点コード:TR2-5740-37-7501、5万分の1地形図名:仙台

撮影:平成22年 8月 6日

 高森山山頂一帯は中世の山城址で留守氏代々の居城。 1350〜1351年「岩切城合戦」の後、留守氏の勢力は衰え、11代駿河守家明は大崎氏の配下となった。 その後、持家を経て、文明年間(1469 〜1486年)、伊達持宗の子郡宗を養子として迎え、伊達氏を頼ることとなる。

 1567年伊達晴宗の三男政景が養子として入ったが、政景後継を不服 とする村岡右兵衛らの反乱が起きた。1570年反乱が鎮まると、政景は利府城へ移り、廃城となる。

 現在は高森山公園として、曲輪、土塁、堀切、土橋などが残り、1982年国史跡に指定されている。