[斑 尾 山]

北信五岳の1、十三薬師

登山口   即心院

大明神岳   野尻湖を見下ろす

ブナ林の中、山頂を目指す   山頂の十三薬師

一等三角点   山頂

林道に到着   落葉松林を行く

こんなところにバッタ   キツリフネ   アザミ

ススキの穂には秋の気配   ハギも咲いて   大きなナメクジが食の最中
山名:斑尾山、点名:斑尾山、一等三角点、標高 1,381.81m
基準点コード:TR1-5538-22-0201、5万分の1地形図名:飯山 

撮影:平成20年 8月23日

 斑尾山はかっては火山であり、40〜30万年前に周辺に火砕流を発生させたようで、 ナウマンゾウの化石で有名な野尻湖は、斑尾山の噴出物により川 がせき止められてできたものと考えられている。

 ちなみに、野辰之が作詞した文部省唱歌「ふるさと」に歌われている「うさぎ追いしかの 山」は、この斑尾山 をさし、「こぶな釣りしかの川」は斑尾川だといわれているが、この川はかなりの 急流で小鮒が泳いでいるようには見えなかった。

 荒瀬原から登ったが、天候は下り坂で、小雨がポツポツ降って先行き不安がつのる。しかし、幸運にもこの 雨はやがてあがり、この日は降ることはなかった。落葉松林が続き、紅葉の時期はさぞ見事で あろうことが伺える。急登から尾根に出て、ようやく展望が開けた。見える山の大部分は 雲の中。大明神岳からは野尻湖が見えようやく展望を楽しむことができた。
 山頂一帯はブナ林に覆われており、こちらも紅葉の季節が良いようだ。一等三角点は モルタルで補修されており、無惨な姿であった。下山は 大沼を目指して滑りやすい坂道をドンドン下り、林道に出てほっとする。別荘地帯を過ぎ、 まだらおの湯でバスの出迎えを受けた。