山名:子持山、点名:子持山、一等三角点、標高 1,296.13 m
基準点コード:TR1-5439-70-0001、5万分の1地形図名:沼田
撮影:平成18年3月25日
つくばのホテルで目をさまし、外に出ると快晴の青い空が広がる。
早速、赤城山の麓をぬって、子持山をめざす。赤い子持神社の大鳥居からの道は狭く、緊張する。
子持神社は子授け、安産の守護神で5月1日は例祭日、山開きと重なって人出で賑わうとか。
その子持ち神社のさらに奥、5号橋脇に駐車し、歩き出す。
登山口で奥の院に手を合わせ、無事故を祈る。屏風岩の下には大きな氷の塊がある。沢沿いに
快調なピッチで進む。尾根に出るといよいよ岩ばかりとなり、ピッチは落ちるものの、高度は
稼げる。獅子岩の標識があるが、何故この名がついたか近すぎて実感できない。
細い尾根は傾斜も落ちて、再びピッチが上がり、やがて山頂に到着。いくらかぬるくなった
ビールで乾杯。武尊山、赤城山が大きく望め、北方には真っ白な谷川岳が輝いている。岩の上には
十二山神の小さな祠がある。
かっての火山活動により噴き出した溶岩が固まり、堅い部分だけが残ったのが子持山。その急な
山は修験者の活躍する場となり、山岳信仰が栄えた。そのなごりの石仏などが山中の
あちこちに残る。
下りは浅間経由で5号橋をめざす。尾根の下りは快調で、谷越しに獅子岩が見え出すとようやく
その名のとおりの形に見えた。最後の急な尾根を下ると愛車が見えてきた。