[金 峰 山]

大展望に恵まれた山頂


  

山名:金峰山、点名:金峰、三等三角点、標高 2,595.03m
基準点コード:TR3-5338-65-401、5万分の1地形図名:金峰山

撮影:平成10年9月5日

 奥秩父の盟主であり、山頂にはきわめて目立つ五丈岩がある。2,595mの山頂は森林 限界を越えており360度の大展望が得られる。古くから信仰の対象となり、山頂には蔵王 権現を祀る金桜神社の本宮があり、土器、陶磁器、古銭、数珠玉、土馬など平安時代からの 遺物が採取されており、これらは山梨県立博物館に展示されている。

瑞牆山荘横で一夜を明かし、早朝から山頂を目指す。大日小屋を過ぎるとしゃくなげの大 木が現れ、花の季節にはさぞや見事なことだろう。大日岩からのシラビソ林は、 苔をしいた林床が広がりいかにも原始的な風景。山頂は岩がごろごろしていて、三角点も基礎がし っかりしているのかどうか心許ない感じであった。しかし周囲の山の展望はすばらしく、登 ったことのある八ヶ岳、鳳凰三山、北岳を懐かしく眺めながら一献傾けた。
 金峰山小屋方向へ一旦くだってから往路へ戻り、富士見小屋では時間が有ったので、瑞牆 山も登ってしまった。