[本 仁 田 山]

川乗山から尾根続き、奥多摩駅の裏山

鋸尾根から右手に本山を望む

大ダワの石の祠   

アセビと右はカラマツの植林   広い登山道、右手はアテの植林

山頂   

グリ石に埋もれた三角点   南側には伐採跡

立派な石垣   乳房観音

民家の角を直角に曲がる   道路脇の登山口

奥多摩駅舎   おりしも入ってきた電車

山名:本仁田山、点名:本仁田、3等三角点、標高 1,224.45 m 
基準点コード:TR3-5339-50-9801、5万分の1地形図名:五日市
 
撮影:平成29年9月7日

 川乗山に登ったあと、大ダワから尾根通しに本山を目指す。アセビの多い急な登りを登り切るとコブタカ山。平坦な尾根 から再び急登。ゆったりした広い尾根の先が山頂。三角点は大きなグリ石に埋もれていた。いくつか除けてから写真に 収めた。山頂付近にも多くのアセビがあった。東方面が開けているが、今日はガスのため展望は無し。
 奥多摩駅に向って下山開始、杉の植林地の急斜面を下る。よくもこのような斜面に植樹をし、手入れも行き届いていることに 感心させられた。沢の音が近くなると、急に石垣が現れた。立派な石垣で、ここに城でもあったよう。乳房観音まで往復し登山口に 降り立った。奥多摩駅まで30分の道路歩きの末、東京行きの電車に乗った。

      乳房観音の由来     一二三〇年頃、鎌倉の落人がこの地に住み持参の銀杏の    実を蒔いたところ、それが芽生えて六百年余り経過し、胸    廻り十米もの巨樹となり、長さ二米もの乳根が無数に垂れ    下がった。人々はこれを祝って巨樹の元に観音様を祀り    「乳房観音」と呼んで母乳豊饒の信仰を崇めて祈願成就の    絵馬数多く奉納された。     樹令が尽きて大正二年に伐採したところ切り株から二本    の芽が出て現在の巨木になっている。やがて又乳根が着く    のも近いであろう。     近年は乳癌に罹らないご利益があるとされて、篤い信仰    を得ている。       平成十三年三月吉日          願主 天野 邦太郎 合掌      縁日 一月十四日 三月十四日