[天 神 山 城]
魚津城の戦いで上杉景勝が布陣
山名:天神山、点名:天神、3等三角点、標高 162.91 m 基準点コード:TR3-5537-13-9601、5万分の1地形図名:魚津 撮影:平成29年8月26日
・現地の説明版に記載された内容 魚津市指定文化財 記念物(昭和三八年四月一日指定) 史跡 天神山城跡 魚津市街地の北東に位置し、天神山(標高一六三m)と呼 ばれる独立丘陵に築かれた山城です。山頂には、大きな二 つの曲輪(郭)があり、本丸と二の丸に相当します。本丸の 中央部には、一段高く設けられた櫓台があり、魚津城を望 むことができます。また、本丸の南側には、眼下を流れる 片貝川に沿って長大な土塁が設けられています。さらに山 頂から山腹にかけて、大小様々な平坦面や竪堀が今も残っ ています。 天正十年(一五八二)の「魚津城の戦い」では、上杉方の守 る魚津城が織田方の軍勢に取り囲まれていた折、救援にか けつけた上杉景勝が、陣を敷いた城として知られています。 天神山は、かって「松尾山」と呼ばれていましたが、室町 幕府将軍足利義材が都の乱を逃れて千光寺に身を寄せてい た時に、持っていた天神像をこの山に祀ったことから「天 神山」に名を改めたと伝えられています。 また、山頂からは弥生土器が見つかっており、二世紀後 半におこった倭国大乱に関係する遺跡とも考えられます。 平成二二年九月 魚津市教育委員会