[文 殊 山 城]

戦国時代の山城、朝倉氏が築城か

文殊山城跡の説明板

大村町、登山口へ向かう   楞厳(りょうごん)寺の右手に登山道

尾根に出るとようやく朝日が射してきた   小平(こべら)に三角点

  二上への分岐

小文殊の広場に到着   天狗杉と阿弥陀如来が祀られている室堂

ここにタイムカプセルが埋めてある   角原への分岐

展望台からの眺め、日野山の綺麗な山容   福井市街地、その向こうに日本海が広がる

大文殊山頂の本堂   知恵の大杉の威容

白山方面の展望   薄い霧がたなびく鯖江市街地と国見山山塊

避難小屋もあります   知恵と安産に御利益がある胎内くぐりは人が立ったまま通過できる

聖観世音菩薩が祀られている奥ノ院   祠の後ろに…

2等三角点

地名:小平(こべら)、点名:西袋、 四等三角点、標高 204.38 m、基準点コード:TR4-5336-71-9801
山名:文殊山奥ノ院、点名:文殊山、二等三角点、標高 350.38 m、基準点コード:TR2-5336-71-8701

5万分の1地形図名:鯖江(上記2点共)
 
撮影:平成27年12月20日

 文殊山城は、案内板のように、小文殊から奥ノ院にかけて廓、堅堀などの城跡遺構が確認されている。
 登山口である大村町、楞厳(りょうごん)寺の右手に良く整備された登山道が伸びる。ジグザグに登って尾根に出る頃、ようやく 朝日が当たってきた。ツチノコが棲息しているという「つちのこ坂」を登り切ると小平(こべら)、西袋三角点がある。さらに進むと 小文殊、広場で休憩、トイレもある。タイムカプセルも埋められていた。少し下って登り返すと展望台。
 文殊山展望台からの展望には圧倒された。下界ではやっかいものの霧も上から見ると雲海、そこに浮かぶ 日野山は幻想的。鯖江市街地方面は霧が薄く、家屋などが透けて見える。福井市街地や日本海には霧は無く 快晴である。
 
 現地の案内板の記載内容

  文殊山城(戦国時代)
  文殊山を管理する 巌寺が戦国大名・朝倉氏の祈願寺だったことから
  朝倉氏が織田信長軍や一向一揆に備えて築城した可能性が高い。

  城の規模は大文殊を中心に小文殊、奥之院にまで広がる大規模なもの
  で、山岳霊場をこれほど要塞化した例は県内では珍しい。
  これまでに郭(くるわ、曲輪)が48カ所、堀切(ほりきり)が10
  カ所、竪堀(たてぼり)が11カ所、畝堀(うねぼり)が10カ所確
  認されている。
  山城には福井城や姫路城、大阪城のような近世の城にみられる石垣は
  使用されていない。
                   うらがまちづくり文殊地区委員会