[玄 蕃 尾 城]


福井県と滋賀県の境、強固な山城が築かれたが…

  

  

  



  登山口となる柳ヶ瀬集落の北端

柳ヶ瀬の関所跡を表す石柱

山名:柳ヶ瀬山、点名:中尾山、四等三角点、標高  439.16 m
基準点コード:TR4-5336-31-1401、5万分の1地形図名:敦賀
所在地:滋賀県伊香郡余呉村柳ヶ瀬字打谷773番地

撮影:平成25年5月18日

 行市山から県境の尾根を辿って久々坂峠に到着。 峠からジグザグの急登を登りきると右手に最高地点ではないが、三角点がある。さらに平坦な尾根を進むと 大きな看板があり、玄蕃尾城の説明。すぐ先に玄蕃尾城の虎口がある。遺構はきれいに刈り払われており、土塁や空 堀の様子が良くわかる。本丸も土塁に囲まれており、かなり強固な山城と判る。
 天正11年(1583)、柴田勝家と羽柴秀吉が主導権を巡って賤ヶ岳で戦った際に柴田勝家が本陣を構えた所です。 曲輪は8つあり、天正11年か12年頃、わずか2ヶ月で築いたと伝えられているが、 実戦には使われなかっという。当時の勢力関係や人間関係などがそうさせたらしい。国史跡として指定されている。