[ 江 戸 城 ]

天下の江戸城にも三角点


大手門から入り   巨大な天守台

その一角に…   この石の下に3等三角点があります。

二の丸庭園の回廊式日本庭園   中央の2本が石川県の木「あて」

二重橋は皇居のシンボル   堀の水と青い空に映える白壁

点名:本 丸、三等三角点、標高 29.59 m
基準点コード:TR3-5339-46-2001、5万分の1地形図名:東京東北部

撮影:平成20年11月22日

 天下の江戸城にも三角点があるんですよ。有ることは以前から知っていたのですが、そこへ立ち入る ことができることを知ったのはつい最近のこと。

 新聞には、江戸城の天守閣が明暦の大火(1657年)で焼失、以後再建のため、天守台を加賀藩が建造したもの の、経費節減のため天守閣はついに再建されなかったという記事とその天守台を観光客が散歩している写真が 載っていました。

 そこで、図らずも上京する機会があったので、空き時間を利用して確認にゆきました。地図には、 一般公開されている東御苑の北西端に天守台があり、その一角に三角点の印があるのです。

 通常の石柱が立っている情景を頭に描いていたのですが、現地で確認したのは、写真のとおり石垣の上に石の蓋、 この下に三角点があるのですが、鉄柵から7〜8mも離れているので、こんな写真しか撮れませんでしたが、そう と知っていないと気づきませんね。

 ついでに公開部分を一周してきたのですが、二の丸庭園の雑木林の東側に「都道府県の木」が植えてある一角が あり、当然のことながら石川県の木「あて」もありました。加賀藩の手になる天守台、三角点、そして県木を確認 できたのは収穫でした。気分も写真のように真っ青な空のようになりました。