[龍 ヶ 峰 城]

旧北陸街道を押さえる要衝の砦

旧北陸街道に沿って杉の植林地が続く   旧北陸街道から城址を見上げる


階段状の台地に曲輪があった   山頂から見下ろす曲輪

主郭のあった山頂   雪の中の三角点

東の方向に倶利伽羅峠=国見山を望む

山名:城ヶ峰、点名:城ヶ峰、四等三角点、標高 194.60m
基準点コード:TR4-5436-76-9301、5万分の1地形図名:城端

撮影:平成20年3月1日

 旧北陸街道沿いにあって、国境の要衝にあたり、旧北陸街道は目の下。規模は大きくないが、 その存在は重要であった。古くは一向一揆の軍勢、上杉謙信、佐々成正らが支配し、最後は前田勢が 押さえていた。四囲は切り立った崖に囲まれており、 砦を置くには理想的な地形である。泉もあったようで兵が常駐していたかもしれない。

 城址は公園として整備されており、東屋、展望図などもある。遊歩道にはロープが張られており、 そのロープがそのまま曲輪の配置を示しているように見える。 東には倶利伽羅峠の向こうに薬師岳、笠ヶ岳などの北アルプス、南は医王山、白山、西は河北潟、 内灘砂丘、そして日本海、北は宝達山と展望はすこぶる良い。