[高潰 (たかつぶり) 城]

いわゆる山城ではなく、村人の山入り用?

3つのコブの中央奥が山頂   登山口

人工的に盛った地形、土橋のよう   左右は急斜面

S字にカーブする堀切り道   

山頂   

  地蔵堂? 赤い前掛けの石像が見えた

山名:高潰山、点名:八ヶ谷、3等三角点、標高 142.16 m 
基準点コード:TR3-5536-26-6601、5万分の1地形図名:氷見

場所:羽咋市中川町    
撮影:平成27年6月10日

 山城の文献を調べている内に目に付いた城、しかし、全体の構成から判断するとこの城は実戦用ではなく、砦 か狼煙台として使用されたか又は戦さの混乱を避けるため村人が避難する「山入り」用か?

 三角点が有り、道がありそうなので調査に出かけたところ、案の定、2m幅の山道があり、土橋、土塁、曲輪 に相当しそうな地形が見受けられ、かなり傾斜のきつい谷に囲まれた山で、城としての機能は十分のようであっ た。山頂は杉の植林地と雑木の自然林の境に三角点が有り、保護石は3個。中川町の墓地から20分で到達、 周りの木が高く展望はゼロ。

 文献には、山頂から南方向の尾根上に卍印が有ったので、行ってみると、地蔵堂のようであった。