[末 吉 城]

七尾城の出城、堀を巡らせた(?)中世の山城

観音堂に駐車、菊理媛神社の社号標と鳥居は高宮(白山神社)のもの?   観音堂

  ここから登る

階段の上に高宮が見えてきた   高宮に到着

「狼煙台」があった山頂、東屋がある   欠けて痛々しい三等三角点

高浜市街地、日本海を展望   上水道の塔を望む

竹林を下って、   本丸跡の広場

さらに竹林を下る   大手に位置する西来寺本堂前で休憩

木鼻の彫り物   

「防火木(水)そう」の看板   観音堂に帰着

山名:末吉城山、点名:城山、三等三角点、標高 53.76 m
基準点コード:TR3-5536-46-1301、5万分の1地形図名:七尾

撮影:平成25年7月21日


 中世、七尾にあった畠山氏の出城である末吉城山は1時間程度で一周できるハイキングコース。 観音堂からタカノミヤ(白山神社)を経て尾根伝いに「狼煙台」があった山頂に至り、高浜市街地と日本海を遠 望する。三等三角点は東屋の北側にあり、四隅が欠けており無残。 下りは尾根伝いで、しばらくして竹林に入り、本丸跡に立ち寄り、再び竹林の中を下る。下りきった処=大手にあ る西来寺に立ち寄る。

 本堂正面にある木鼻の彫り物は象と獅子のキメラ? 「防火水そう」 の表示を見て同行した中国人が「防火木そうってなんですか?」と聞く。水の字が木に近かったための読み誤 りであった。さらに、石塔に刻まれた寺の名前を見て、中国人が「この寺は南京みたい」、「えっ??」、石 塔には「紫金山西来寺」と刻まれていた。山号の「紫金山」から中国江蘇省南京市の東にある有名な山の名前を連 想したのだった。
「現地の案内板」には以下のように記されている。
(前略)
登り道の尾根の中腹に、高宮(白山神社)が鎮座しているが、中
世には、末吉城と城主の守護神であった、と宮司の吉井氏は話され
ている。旧門前町の仁岸川下流域の馬場城址にも守り神の神社が残
っている。
 城址の守護神の神社が残っているのは、とても貴重な遺構である。
 観音堂から高宮を経る登り口が、大正、昭和時代の小中学校の春
期と秋期の遠足の登り道であった。(後略)