[眉丈山 雷ケ峰]

紀元4世紀頃の古墳が点在する山頂は眉丈山の最高地点


最近開通した「眉丈山トンネル」が起点   平坦な林道をたどる

山頂直下の施設   2号墳から1号墳を望む

1号墳の威容   1号墳から2号墳を振り返る

塩ビのケースに納まった三角点  古墳の上をスキーで滑ったのは有史以来、最初?

3号墳は真っ白な羽二重餅

写真左端に石動山   邑地地溝帯をはさんで鹿島方面を望む

林道をふさぐ倒木  林道に残されたシュプール

峠の地蔵様はひっそりと


山名:雷ヶ峰、点名:雨宮山、三等三角点、標高 197.95 m
基準点コード:TR3-5536-36-6901、5万分の1地形図名:氷見
所在地:鹿島郡中能登町字西馬場口ノ部

撮影:平成18年 1月24日

 雷ヶ峰山頂は4世紀頃鹿島地方を納めていた領主一族の多数の古墳で覆われており、領地を見下ろ すとともに、 周囲の展望が利く絶好の位置である。眉丈山は山というより、その名のとおり眉毛のように低くなだ らかな丘陵が横たわっている感じである。その最高地点が雷ケ峰で、邑知地溝帯を挟んだ石動山と合 わせて国指定史跡となっている。

 最近まで山頂は松林に覆われ、一角に神社があった。三角点のある前方後方墳の後方上は広場 の様相で、土俵もきってあり例年こども相撲が奉納されていた。現在は写真のとおり古墳が復元され、 三角点は塩ビのケースに納まってしまい、こども相撲も久しく奉納されていない模様である。

 雪の無い時期は、南東側の遊歩道を利用し本土寺や能登部神社が起点となるが、スキーを利用 したいこの時期は、北西斜面の林道、旧県道を利用するとよい。眉丈山トンネルから40分で1号墳 上に立てる。
 今冬の大雪で林道には倒木が多く歩きづらいところもあるが、この大雪を多いに利用して スノーハイキングを楽しみたいものだ。