[河 合 山]
河合谷地区の裏山、三角点は無いが…
山名:河合山、標高 417 m、5万分の1地形図名:石動
撮影:平成22年 1月19日
河合谷地区は「禁酒の里」として有名だった。昭和の初期、老朽化した小学校の建て替え費用捻出のために
地区民がこぞって禁酒。飲んだつもりで
お金を拠出し校舎を建設した。当時模範的な取組であるとして全国から視察者がこの地を訪れた。その校舎
も老朽化により移転し、禁酒で建てた校舎は取り壊された。一方、過疎による少子化が進みその学校も閉鎖、
今は地区のふれあいセンター前に禁酒の碑が残るのみである。
河合山はこの河合谷地区の裏山で、山頂近くまで林道がつうじている。集落の外れから田んぼの中の林道
「高津線」をたどる。田んぼが尽きると山間を縫って林道が伸びる。やがて集落の上に出て、家並みを見下
ろし、向かいの三国山、そして金沢方向へつづくだらだらした山並みを見渡す。
天候次第では白山まで見えそうである。分岐した林道「河合山線」をたどる。山頂は林道から50m
ほど入った松、ミズナラなどの自然林の中、展望が利かないのは残念。