[卯 辰 山]

金沢市民憩いの山というより丘

月見台の奥に…   石碑が有る

卯辰山公園創設記念碑   その後ろに三角点

こちらは望湖台   金沢市街を一望、遠く日本海も

県庁舎からの展望、手前に卯辰山   徳田秋声の文学碑

山名:卯辰山、点名:金沢、ニ等三角点、標高 141.15 m
基準点コード:TR2-5436-65-8401、5万分の1地形図名:金沢  
 
撮 影:平成24年4月30日
(一部は平成15年2月16日)

 金沢城からみると「卯辰」の方角にあるための命名、三角点名はずばり「金沢」。金沢を代表する 三角点であり、金沢城公園の「金沢城」三角点と対をなしているといえようか。安政5年の飢饉では、 卯辰山から城に向かって「米よこせ!!」と大声をあげて、民の窮状を訴えた。加賀藩は緊急に米を放出したが、このよう な騒ぎを起こしたかどで、責任者が処罰されたが、麓の寺にはこれら犠牲者を祀っている。

 三角点は月見台の一番高い場所、石碑の後ろ、笹薮の中にある。かって卯辰山一帯には、ヘルスセンター、水族館があったが、これ らは閉鎖または移転してしまった。それでも、卯辰山中には県民公園や展望台、文学碑、 ユースホステル、相撲場などがある。花見、高校相撲全国大会、夏の夕涼み、秋の紅葉、日常の散歩、文学散歩など で四季を問わず訪れる人は多い。