[奥 城 山]


蓮如聖人ゆかりの霊水、砦址、南加賀地域の展望

青年の家の横に登山口

蓮如上人ゆかりの霊水   コケから芽生えた杉の芽

気持ちのいい登り

砦址からの眺め   三等三角点

良く手入れされた山頂

動山   残雪が残る大日山と鈴ヶ岳

大杉神社の乳銀杏

オオカメノキ   シャガ
山名:おくしろ山、点名:安 谷、三等三角点、標高 389.51 m
基準点コード:TR3-5436-23-9901、5万分の1地形図名:大聖寺

撮影:平成18年5月25日

 おくしろ山の標高は557mであるが、三角点は一段下がった砦址にある。主な登山口は2ヶ所 、青年の家横と大杉神社横。いずれも1時間30分程度の登り。

 大杉青年の家の横手が登山口。うっそうとした杉林の下の平坦な道を進むと、蓮如上人ゆか りの霊水。その先から尾根に取り付くと、ミズナラなど広葉樹の下に登山路がのびる。傾斜は緩く、 快適な登り。最後につま先登りになると砦があった平坦地につく。木の間越しに近くの山々を望める。 一角に根本の土が無くなり伸びきった三等三角点がある。

 少し下って、平坦で歩き易い尾根が続く。登山道にはヒメコマツの落ち葉が積もっており、気持ち いい。傾斜がきつくなるころ、右手に展望が開け、大杉谷の流れの向こうに動山がどっしりと鎮座 している。
 一登りで下生えが良く刈り払われた山頂に着く。この日はまだ残雪の残る大日山をはじめ、鈴ヶ岳、 兜山など加賀南部の奥深くに位置する山々が展望できた。

 もう一つの登山口にある大杉神社には小松市の天然記念物「乳銀杏」がある。銀杏の大木から 乳と呼ばれる気根が無数に垂れ下がり、長いものは2m近くあり奇観である。