[ 小 松 城 ]


小松高校グランドの隅に本丸跡

天主台上の古松  三角点

天主台

垂直に近い石積みが特徴  


点名:小 松、二等三角点、標高 10.96 m
基準点コード:TR2-5436-43-9501、5万分の1地形図名:小松

調査日:平成15年9月7日

 小松城は、寛永16年の一国一城令がしかれるも、その例外として加賀藩三代藩主前田利常の隠居 城として廃城になることなく整備されたもの。近くを流れる梯川(かけはしがわ)の水を引き 堀を巡らる一方、軟弱地盤や洪水対策として堅牢な石垣を積んだ浮き城ともいうべき防御性の高い 城であった。

 二の丸、三の丸の他に庭園などが整備されたが、 現在は天主台の石垣と井戸、そして堀の石積みの一部が残るだけ。天主台の石垣は垂直に近い特徴の ある積み方となっている。

 所在地は「小松市丸ノ内町本丸9番地」といかにもここは城内だといった名称。 小松高校のグランド、南西端にある。