[兜 山]
加賀地域の新顔、熊の生息地
山名:兜 山、点名:新 保、二等三角点、標高 1,026.84 m
基準点コード:TR2-5436-24-4101、5万分の1地形図名:白 峰
撮影:平成17年9月19日
小松市大杉集落から林道を進み、終点から登山開始。杉林の中をジグザグに進む。1ピッチで
息をつくのが、雨量計分岐。細い尾根に出る。行く手にタコが逆立ちしたようなアカマツ。
シャクナゲには多くの蕾が着いており、来年は表年のよう。ヒメコマツの林を抜けると
遠く山頂部の稜線が望める。
上ノ原はスギの植林地で、看板にはクマの爪痕。草に覆われた斜面をジグザグから、直角に右折し
尾根をすすむ。笹原を分けた後、小ピークを幾つか越すと、細めのブナ林となる。ロープの張ら
れた急斜面の途中に大岩があり、これを登りきると山頂である。展望はなし…か。
山頂で靴をぬぎ、ウイスキーの小瓶をなめていると、突然薮の中でガサガサ。さてはクマか、
ブフーという鼻息。笛を取り出して大きく吹き、自分の存在をアピール。
ガサガサはたち止まったようで、静かになったが、正体が見えない。心臓が張り裂けん
ばかりにドキドキ。しばらく様子をうかがって、急いで靴を履いて撤収、走るように下山した。
(後日談 山の先輩に聞いたところ、カモシカだろうと言ってくれた。)