[白  山]


「親子白山登山」で高山植物の宝庫に登る

 今年の「親子白山登山」は暑さの続く中、25名の参加者に7名がエスコートして室堂を目指す。 平日ではあるものの登山者は多い。中飯場で昼食後、登るにつれ、ガスの中。それでも甚ノ助ヒュッ テを過ぎる頃から高山植 物が目を楽しませてくれる。クロボコ岩もガスの中であったが、室堂では次第に晴れて ゆく気配。夜中に目をさますと満月に近い月が煌々と輝いており、快晴でありながら、満点の星空 ではなかった。

 3時起床、身支度を整え、山頂を目指す。待つこと40分。5時ジャストのご来迎は野口五郎岳あ たりから出てきた。宮司の音頭で万歳を三唱する。 ご来迎の後はお池巡りに出発。紺屋ヶ池ではカチカチの雪渓に足をとられ、流れた様子を伺わせる溶 岩、雪に閉ざされた千蛇ガ池、クロユリ、 ハクサンコザクラなどを見ながら室堂に帰着。朝食を摂り、8時下山開始。 エコーラインを下り、チングルマ、数少ないニッコウキスゲの花を愛でながら、下山。次第に暑く なってきた。別当出会いに着いたのは、予定より幾分遅くなったが、アクシデントが無かったのが なによりであった。

8月3日
別当出合を出発   

甚ノ助ヒュッテ   南龍、別山方面はガスの中

登山者が連なる百曲り下   延命水でのどを潤す

  百曲りを登る

白い雲と青い空   黒ボコ岩ではいチーズ!

弥陀ヶ原で山頂を望む   登って来た五葉坂、弥陀ヶ原を振り返る

  すっかりガスが晴れた山頂


8月4日
ご来迎の直前   野口五郎岳から日が昇る

下駄で登って来た宮司の説明に聞き入る   遠く御嶽山も雲の上

高山方面は雲海の下   西の方面には白山の影!

神事が執り行われた奥宮   山頂は写真撮影で長蛇の列

根元がえぐれてきた一等三角点   大汝山に残る雪渓

翠ガ池の神秘的な水面と雲海   溶岩流を彷彿とさせる大岩

別山方面

ようやく室堂が見えてきた   山頂は快晴

室堂センター

さらば白山、エコーラインを下る   行く手に別山

2012年8月3日(金)〜4日(土)

山名:白山、点名:白山、一等三角点、標高 2,702.17 m
基準点コード:TR1-5436-16-8101、5万分の1地形図名:白山

 咲ほこる白山の花達 

アマニュウ(セリ科)とイワギキョウ(キキョウ科)amanyu   コイワカガミ(イワウメ科)   オタカラコウ(キク科)   クロユリ(ユリ科)

ミヤマシシウド(セリ科)   ハクサンボウフウ(セリ科)   イワオトギリ(オトギリソウ科)   ハクサンフウロ(フウロソウ科)

ニッコウキスゲ(ユリ科)   ニッコウキスゲ(ユリ科)の蕾   チングルマ(バラ科)   エゾシオガマ(ゴマノハグサ科)

マラマツソウ(タデ科)   カンチコウゾリナ(キク科)   キヌガサソウ(ユリ科)   オオレイジンソウ(キンポウゲ科)

ミネウスユキソウ(キク科)   ホツツジ(ツツジ科)   シモツケソウ(バラ科)   クルマユリ(ユリ科)