[蟹 ノ 目 山]


郷土の文豪深田久弥ゆかりの山

登山口の標識  登山口の標識

首だけの三角点  山頂

山頂から富士写ヶ岳を望む  大平尾根コース、最初の杉林  荒谷町にある鶴ケ滝

山名:蟹ノ目山、点名:大溝ノ上、三等三角点、標高 688.99 m
基準点コード:TR3-5436-23-6301、5万分の1地形図名:大聖寺  

撮影:平成17年5月29日

 昭和の初期、深田久弥が江沼の山の中で注目すべき山として蟹ノ目山が紹介されており、 山頂にある二本の大木が蟹の目のように見えたことによる山名とある。 国土地理院の点の記には俗称として「岩ノ目」とあり、語源にいささかの相違がありそう。

 最近まで、登山道が無かったが、地元の山岳団体がボランテイアで、2つのルートを開設し、 平成17年5月、開通式と記念登山を行った。加賀市長、山中町長が出席、テープカットも 行われる盛大な式典となった。

 荒谷町の奥が登山口であり、林道を30分歩いた後、大平尾根コース、小谷尾根・石楠花コ ースのいずれも1時間30分程度で山頂に立てる。歩き易さの点で石楠花コースを登る登山者が 多いようだ。山頂近く、コースを左手に 少しはいると白山眺望点があり、展望をたのしめる。山頂からは大日山を始め、周囲の山々、 そして日本海も望める格好の位置にある。
 大平尾根コースは、杉の植林地からブナの茂る尾根まで変化に富んだコースであり、一回り すると良かろう。