日中友好登山 猿 山
2023年5月28日(日)
今回の日中友好登山は能登の猿山。ユキワリソウで有名であるが、あえて混雑を避けてこの時期に行くことにした。
19名の参加、5台の車に分乗して出発。2回の休憩を挟んで深見登山口に着いたのは10時過ぎ、2時間の
ドライブとなった。途中、16年前の能登半島地震の時も猿山をめざして同じ道を走り、ほうほうの体で金沢に帰
った体験談などを語りながら今回は無かろうと願いながらハンドルを握っていた。
深見公民館の横に駐車して歩き出す。いきなり急なジグザグ登り、みるまに深見の家並みが眼下になり、
海も見えてきた。これを登り切ると水平道。快適に進んだが周りの木々や草が生い繁り展望は無く、薄暗い
箇所もある。先の水害で一部遊歩道が崩壊し、付け替えられた尾根コースを登る。徐々に高度を上げてゆくが
海が見えたのはほんの一瞬。やがて猿山山頂に到着、やはり展望は効かない。
灯台まで下る途中にあるユキワリソウの群生地は草薮の中。灌木の葉も繁り、こうした環境がユキワリソウを守って
いるのかもしれない。灯台の下で昼食、自己紹介。真っ白な灯台に真っ青な日本海を期待していたが、海はどんより灰色。
展望は好いとは言えない。集合写真を撮っている際に草薮に入った撮影者(=私)のズボンに大きなムカデは這い上がり
肝を冷やした。留学生が今はやりのドローンを持参、灯台の真上からの画像をみせてくれた。こんなハイテク技術も手
軽な趣味となりつつあることを実感した。
来たコースを戻り、高爪山=能登富士の裾を走って増穂ヶ浦を目指す。途中大粒の雨が降ったが、富来地区に
近づく頃には雨は上がった。「岸壁の母」のレリーフ、世界一長いベンチ、砂浜に押し寄せる波とたわむれて帰沢した。
登山の最中に出会った他のパーテイは2組4人、静かな山歩きではあったが、草が生い繁り期待していた展望もイマイ
チとあっては今回の登山は誤算であり反省するしかない。
マンホールの蓋にはユキワリソウ
増穂ヶ浦
ページトップへ戻る
記録一覧へ戻る
ホームへ戻る