日中友好登山:鞍掛山
2022年11月12日(土)
13日、日曜日は全国的に大荒れの天気予報、急遽12日に前倒して実施、行く先は小松市の鞍掛山。12人が参加し、滝ヶ原の登山
口に着いたが、駐車場は満杯、登山口を加賀市側に変更、とのおコースをめざす。登山口には1台の車も無く、独占状態。こんなにも
極端な事態は初めてだ。
快晴の元、登山開始 林道から谷筋へ入り、ジグザグの急登から送電線の鉄塔がある尾根にでる。天気も展望も申し分なく一服。
日本海の海岸線が一望できる。新幹線の高架、加賀温泉郷駅とその周辺の商業施設がかたまっており良く見える。
緩やかな尾根のアップダウンを繰り返し、後山の急登にかかる。中程の石仏のある展望の良い場所で一服。登山道から10mほど
離れたところに岩の展望台があり、ここからは南加賀地域の山々を一望。
一登りで後山山頂に到着、休む間もなく鞍掛山の山頂をめざす。一旦下って、避難小屋から登り返すと山頂。登山者が多いものの、
ここで席が確保でき、白山や日本海を含む360度の展望を楽しみながら昼食。丁度小松空港から飛び立つ航空機も見ることができた。
塔尾コースをくだり、林道を歩いて車をおいた場所まで歩く。参加者の中からリクエストがあり、荒谷の内水面水産センターを目指す。
ここにはトイレがありオオサンショウウオが展示されている。1.3mのオオサンショウウオは前回同様、狭い水槽の中でゆったりと体を
くねらせた。前回は金魚が同居していたが、今回はフナだった。
近くの鶴ヶ滝を目指す。車を降りるとテントウムシが飛んで集まってくる。この陽気に活動が活発になっているようだ。歩き出すと足
下に赤い実のツルイチゴ。てんでんに採っては口に運ぶ。甘酸っぱい味がし、種ばかり大きい。若者には
人気は無いようだが、中には親指を立てる人もいる。
橋を渡って鶴ヶ滝神社の鳥居をくぐり祠に参拝して滝を見物。この季節日陰は
寒いかと思いきや風が暖かく水遊びをしても寒くない。流れを飛び越して岩の上から、はじめ二筋で次いで一つになり滝壺に落ちる滝
を見る。足下にはねずみ色のアマガエル、岩の色に肌の色を変えたようだ。木の葉が落ちてきるとサッと水に飛び込んだ。
傍らの笹で笹舟を思いだし、自分も作り留学生にも教えた。初めはうまくゆかなかったが、昔とった杵柄はすぐに
コツを思い出し完成。流れに浮かべて子どもの頃を思い起こしながら楽しんだ。水に浮かぶ大きめの黄色に変わった葉っぱ、これは
何の葉っぱかと尋ねられ、即座に柿の葉と答えたが、近くに柿の木が見当たらない。仰向いて斜面を見るとやはりあった柿の木。実は
あまりなっていないが、これも子どもの頃に、採って食べた思い出につながった。他人の柿を食べても良いのかと言われたが、昔は
だれも気にしていなかったことだよと受け流す。
日の短い一日を、登山、オオサンショウウオと滝の見学で楽しく過ごし帰路についた。
文、写真:元藤
内水面水産センター
鶴ヶ滝
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