[ 鷲 ヶ 岳 ]
展望の良い山頂、九頭竜川の流れを俯瞰
山名:鷲ヶ岳、点名:大越、3等三角点、標高 760.09 m . 基準点コード:TR3-5436-13-1201、5万分の1地形図名:永平寺 撮影:平成2年4月17日
(以下は山頂に有る説明板の内容) 鷲ヶ嶽古戦場 興国元年(1341)南朝の忠臣新田義貞が灯明 寺畷で戦死した後、義貞の重臣畑六郎左衛門 時能公は僅かに手勢二十七騎とともに鷹巣城 (福井市)に立て籠もり七千余の足利高径の軍 勢を迎え撃ち散々大軍を悩ましたが、やがて 持久戦となると、不利とみるや手勢十六騎を 率いこの鷲ヶ嶽に転進し、山頂に陣取って中 黒の旗二流を打ち立て間もなく敵の寄手二千 余騎が攻め込むや、縦横無尽に斬りまくり、 東西南北へと散走させたが幔幕で休息中障子 の板の端から飛び込んだ一本の矢が肩先にさ さり鏃が抜けず三日間苦しんだ末、山麓にお いて壮烈な最後をとげた、ときに興国二年十 月二十五日の夕刻であった。 畑公の忠節に対し大正四年十一月十日特旨を まって「正四位」が追贈された。 頂上は海抜七六九米、途中「馬の蹄跡」飲料 水に使用したと伝えられる「水屋の清水」、 馬屋跡などがあります。 平成三年十月(六百五十年忌記念) 畑時能奉賛会