[小佐波御前山]


獅子ガ鼻の岩稜、ゆるやかな登山道

  

  



  

  



   

  

   

  



     

山名:猿倉山、点名:猿鞍、3等三角点、標高 344.61 m  .
基準点コード:TR3-5436-61-6801、5万分の1地形図名:八尾
 
山名:小佐波御前山、点名:小佐波、2等三角点、標高 754.13 m
基準点コード:TR2-5437-62-4001、5万分の1地形図名:五百石 .

撮影:平成2年3月21日

 中部北陸自然歩道をたどるが、季節柄ぬかるみが多く、ゴム長が正解。猿倉山から御前山と歩き、林道歩きの後、再び登山道。 獅子ガ鼻の岩稜から神通川とその流域を俯瞰。山頂近くには少しだけ残雪。山頂広場から僧ヶ岳、毛勝三山を展望。イチリンソウ、 カタクリ、スミレなど。

      (以下は現地説明板の内容)            中部北陸自然歩道        この中部北陸自然歩道は、大沢野町笹津から、大山町東福沢までの       「小佐波御前山と風の城を訪ねるみち」13.5Kmの自然歩道です。       猿倉山、風の城、船峅御前山、小佐波御前山を経由した自然豊かな自然歩道です。       この歩道は、四季折々の表情を見せてくれる生物がたくさん生存しており       ます。特に船峅御前山から小佐波御前山へのみちは、獅子ヶ鼻をはじめとした奇岩       が景勝地を形成し、この地区特有の気象条件は変化に富んだ植生を見せてく       れます。そして小佐波御前山では標高754mの頂上からのぞく富山平野がす       ばらしく、山々から聞こえる小鳥たちのさえずりが一層心を和らげてくれます。        自然にふれあいながら、いろんな景色を楽しんで歩いてください。        猿倉城址(さるくらじょうし)       戦国時代の飛騨勢の越中侵入の際、笹津付近が       戦場となったためこの猿倉山が根拠地となった。       天正年間に郷士島村刃之助(一説には寺島三八       郎)が城を構えたが、飛州の筑前守秋貞に代り、       越後上杉謙信の臣村田修理亮と戦った。三代目       城主は、筑前の家老であった。       現在、猿倉山山頂には、風の城と呼ばれる西洋風       の城が建っている。        小佐波御前山(おざなみごぜんやま)       富山平野の南に位置し海抜754mである。       立山に比べて幼い子供の如き山の意味から幼み       山が小佐波山に転じたといわれている。恒例の5月       10日には近郷遠地より多数の人たちがこの山の       頂に集まり赤旗白旗立連ね笛や太鼓でお祝いした       小佐波御前祭が明治初年まで続いたと言い伝え       られている。        獅子ヶ鼻(ししがばな)       船峅御前山の東下夕村山平に面し○頂○(○城○       中に高さ30〜40mもの巨岩が南方に突き出○○       る。あたかも、獅子が深い谷を見おろしているよ       うに見えはなはだ奇観である。             富山県・環境省