[巻 機 山]

2つのピークを目指して

下生えを刈り払ったブナ林   米子沢の流れ

天狗尾根の天狗岩に朝日が当たる   井戸尾根の紅葉

  

  向こうの斜面は織る錦

避難小屋   池溏に写る巻機山

草紅葉に囲まれた池溏

御機屋、最高地点ではない   牛ヶ岳山頂、後ろは主三角点=林野庁の管轄

割引岳山頂   一等三角点

清水地区の巻機神社

山名:牛ヶ岳、点名:牛ヶ岳、三等三角点、標高 1,961.58 m
基準点コード:TR3-5538-37-7701、5万分の1地形図名:越後湯沢

山名:割引岳、点名:割引山、一等三角点、標高 1,930.87 m
基準点コード:TR1-5538-37-7601、5万分の1地形図名:越後湯沢

撮影:平成19年10月15日

 桜坂駐車場を5時40分に出発、長丁場に挑戦する。井戸尾根の展望台では、天狗尾根の天狗 岩に朝日があたり、天気は上々と思いきや、昨日登った 苗場、谷川岳の山頂部は今日も雲の中。植生が復元された木の階段のある斜面を登り切ると前巻 機に到着。東の方に目を向けると、谷を挟んで米子頭山へ連なる尾根の斜面は、見事な草紅葉、 笹原の中の紅葉、常緑樹の緑が織りなして独特の景観をしており、しばし見とれる。

 避難小屋から、池溏のある尾根を登ると御機屋に到着。ここが巻機山山頂で最高地点である旨の標識 があるが、実際はもう少し東寄りである。登山客がアチコチ歩いてあるくのを牽制するための演出の ようである。木道を伝って牛ヶ岳を目指す。ここまでは人はあまり 来ないようで、木道が笹で覆われている箇所もある。

 草むらに朝日岳への分岐を示す標識がポツンと立っている。ここを昭和49年正月合宿で、重い キスリングを背に雪の上を歩いたんだとしばし感慨に耽る。あの時以来かあ……。

 牛ヶ岳山頂は笹原の中、チュウハイで乾杯する。引き返して割引岳まで足を伸ばし、下山にかかる。

 清水集落で、巻機神社に無事を報告。古めかしい絵馬が 掲げられている。正面に戸が無い構造なので、中に入って参拝。これだと雨でも雪でも快適に参拝 できる。神社脇に大きな庚申塚があり、学生時代に泊まった清水屋YHを探したが見あたらなかった。