[ 白  山 ]

信仰の山、ブナの大木、イワカガミの群落

五泉市村松の郊外から白山を望む

慈光寺参道の杉並木   参道に並ぶ石仏

参道に並ぶ石仏   朝日の中の慈光寺

「この附近は白山国有林です」の看板   

山頂付近にある立派な小屋   小屋の横から粟ヶ岳を望む

山頂広場   2等三角点

山頂にある池   不自然に軒の低い祠

「天狗の腰掛」と書かれた標識がある巨大ブナ   慈光寺裏の神社   慈光寺本堂

山名:白山、点名:大峰、二等三角点、標高 1,012.41 m  . 基準点コード:TR2-5639-31-3501、5万分の1地形図名:加茂 設置:明治38年9月19日 撮影:平成22年6月12日

 学生時代に1回登っているが、あの時は晩秋、新潟市内から原付を駆って、首には大きな手編みのマフラーが暖かかった。 普通、白山といえば、加賀の白山をさすのであるが、「この附近は白山国有林です」の看板を見ると、違和感を覚えるのは 石川県人だからであろうか。

 杉の大木が並ぶ参道から、慈光寺の脇を過ぎ、「尾根コース」の急な登りを登り切ると3合目に「元白山」という平地があり、 「白山明神祠」と呼ぶ石の祠が残されている。後は尾根歩きとなる。 道には動物のふんと尿、猿の群が先行していると地元の登山者に教えられた。山頂直下の立派な避難小屋からは、残雪の粟ヶ岳 が望めた。懐かしい山である。山頂「鯖池」のほとりに一株だけのミズバショウに、人為を感じる。 

 下りは「田村コース」。急な下りも一服すると、登山道脇には「天狗の腰掛」と表示された巨大なブナ。尾根伝いが続き、 杉林から再び急な下りとなる。鉄塔まで下ると山頂が望めた。「天狗のいたずら」の言い伝えが残る神社に下り着く。慈光寺 の境内を通って参道を駐車場へ向かった。

   「新潟文化物語」より引用
     白山はかつて薬師嶽(やくしだけ)と呼ばれ、山岳信仰の拠点の一つでした。大雨、洪水を免れたいと願うだけでなく、畑
    を潤す恵みの水を求めて、長い間、人々は水源の白山に宿る神に祈ってきました。
     慈光寺には「天狗の清水」という白山水が流れ、白山妙理大権現像を脇侍(きょうじ 本尊の左右に控える仏)として祀ら
    れている。また新潟市の白山神社に繋がる大蛇伝説も残る。


今日の花