(拝殿に掲げられた白山媛神社の由来、縦書き)
寺泊総鎮守 白山媛(しらやまひめ)神社の記
祭神
菊理媛命=(女神)水の神で生きとし生ける生命の親神
伊弉再尊=(女神)日本国土や多くの神々を産み出した神
由緒
一、創建については詳らかでありません。
承久の乱で敗れた順徳院が佐渡下幸(一、二二0年代)の時
参詣され宝器奉納との言傳有り、その前より鎮座が
有ったと考へられるが昔時二度の火災により記録が
焼失により詳しくはわかりません。
二、加賀の国(石川県鶴来町)白山比盗_社の御分霊を
海路を経て山伏(修験者)によって寺泊の地に祭られ
たものであります。明治初年(神仏分離)まで山伏
(?蔵院)によりお祭がなされていた。
社殿
宝暦八年(一、七五八)焼失により
明和8年(一、七七一)再建された建物で有ります。
(境内社「二面神社」の説明、縦書き)
二面(にめん)神社
明徳二年(一三九一)、土地の漁師平三郎が
夢枕に立った神様のお告げにより、海上に
漂流するご神体を取り揚げて、ここに
祭ったといわれています。
ご神体は、横三九センチ、縦八二センチの板に、
網を持って魚を獲る西洋人と思われる
人物像を透かし彫りにしたものです。
一体男女の像であります。
この神社の祭礼は、三月と九月の二回行われ
ますが、春は女神の像を秋には男神の像を
正面に向け、豊漁と安全を祈願する
漁師さんたちが大勢参詣いたします。
長岡市