白山
(はくさん)
神社
|
村上市 小俣
|
県天然記念物の大スギ、社殿の彫刻
|
撮影日: |
平成28年10月30日 |
鎮座地: |
新潟県村上市小俣661番地 |
小俣は日本国の麓の集落でかっては出羽街道の宿場町であった。日本国登頂後、蔵王堂コースを下ってくると、
川をはさんでススキの穂の向こうに宮の杜が見えている。社頭には、秋祭を控えてのぼ
りばたがはためき、細い参道を進むと、地区民総出で掃除をしている。
森の入り口に鳥居があり、細い注連縄が
張ってある。参道脇に石の祠が3基。石段の右手に天然記念物の大杉。樹齢1,200年、樹高39mは迫力の有る根元
を見せている。拝殿、向拝下の木鼻には獅子と象の彫刻、獅子は阿吽であるが、象は同じ表情で、
蛙股の位置に龍の彫り物、その下の横木にも松の彫刻。注連縄はやや垂れ下がっているが普通の形態。社名額には「○社宮」
で○の字が読めない。
拝殿内部も掃除中で、天井には鈴が幾つもぶら下がっている。その奥に漆塗りの本殿が裸電球の光り
を反射している。社殿の横に回ると、屋根の棟、鬼瓦には「丸に右三つ巴」の神紋、本殿は弊殿の出っ張り部分に
相当している。
集落へ戻ると、祭りの飾り付けがされている。かっての宿場町に人を呼ぼうと地域起こしの一環で、各戸に屋号が掲
げられているのは面白い。田宮商店で日本国登頂証明書交付の手続きをした。