白山 (はくさん) 神社
糸魚川市 徳合
山合いに鎮座、木造建築が見事な社殿

逆光がまぶしい社頭   社号標

昭和12年4月奉納の狛犬   

農道のような参道を進むと…   灯篭が一対

参道を曲がると見えてきた   鳥居と…

一本足の手水舎   石段を上がると拝殿

幅の広い拝殿には…   木鼻の獅子とトラ?の彫刻

中央には龍   右側は何の鳥?

拝殿の鈴、しめ縄、扉  拝殿内部はカラフル  本殿前のアップ、両脇に神殿狛犬が一対

拝殿から弊殿、本殿へと続く   合祀された3つの祠

石段上から社頭方向   
    
撮影日:平成29年4月16日
鎮座地: 新潟県糸魚川市大字徳合919番地

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 ・現地説明板の内容(原文は縦書き)

   戸上 白山神社 由緒
    白山神社 社記より
  白雉五年(六五四年)十月 大きな天災があり住居を失う程の被害であった
  斎明天皇元年(六五五年)五月 天空に龍のような雲が立ちのぼり人の姿に
  見えしばらくの間たなびき ここ北越の地にとどまった
  斎明天皇五年(六五九年)三月十八年 日本国中萬民上下の安穏を祈るため
  戸上白山を封じ奉る と記されています
   白山比淘蜷_は白い馬に乗ってこの戸上の地にお越しになられました
  村人はあわてて餅を搗いて差し上げようとしましたが 餅米が間に合わず
  黒米のぼた餅を差し上げ お迎えいたしました
  今でも七月十八日にぼた餅をつくりお供えし お祭りを続けております

    ご祭神                行 事
   菊理媛尊(白山比淘蜷_)      春季祭礼 四月十八日
   伊弉冉尊(国産み 神産みの神)   ぼた餅祭 七月十八日
   大已貴尊(大国主命)        秋季祭礼 十月十日

  白雉三年(六五二年)六月十八日 徳合産土神が創始された
  斎明天皇五年三月十八日 徳謳合産土神 白山神社が創設された
  天文三年(一五三四年)十月 落雷で社殿焼失 仮社殿で祭礼奉仕する
  宝暦十一年(一七六一年) 池亀弥兵衛氏が誓書を奉納し再建に向かう
  安永六年(一七七七年) 白山神社の社殿が再建された
  明治四十年(一九〇七年)九月二十八日
   左記三社を 白山神社に合祀し 拝殿側に三つの祠がある
   ・稲荷神社 (もとは 袋地区 堂の前にあり)
   ・十二八天狗宮 (もとは十二の山にあり) ご祭神 彦舅尊
   ・稲荷神社 (もとは 谷入 邪倭魔にあり) 疫病封じのため建立
  明治四十一年(一九〇八年) 拝殿が新築された
  昭和六年(一九三一年) 四月十八日 社務所が竣工した
  平成九年(一九九七年)十一月三日 拝殿屋根の茅葺を銅板葺に改修した
 
     徳合 地名の由来

   その昔この地で大きな天災があり 七柱の神様(菊理媛尊・伊弉冉尊
  大巳貴尊・龍神・風神・雷神・斎明天皇)が集いそれぞれの徳を合わせて
  お祀りされたことから この地を徳合と名付けたと伝えられています

          平成二十六年四月吉日  戸上 白山神社 氏子中