白山 (はくさん) 神社
飛騨市 河合町新名
総合移転してきた神社、がらんどうの建物

   総合移転の記念碑



   

  県指定天然記念物「白山神社のトチノキ」

  社名額には「大神宮」の文字、その上には菊の神紋

拝殿の前のがらんどうの建物は何?   

拝殿内部、大太鼓、武者像などなど   

  金網の向こうに本殿

  逞しい根張りのトチノキ

雨にけむる山里
    
撮影日:平成30年8月31日
鎮座地: 岐阜県飛騨市河合町新名字かうず谷393番地

 岐阜県あたりで目にするがらんどうの建物は、拝殿とは離れて建っており、方向が違っていたりした。 ここではくっついており、珍しいケースである。境内に立つ「水没記念碑」にはいくつかの神社がダムの 建設により、この地に移転統合された経緯が記されている。10柱の摂社、末社の神様が列記されており、 まさに統合移転の様相である。 

  (水没記念碑の碑文、原文は縦書き)

      水  没  記  念  碑

   関西電力株式会社ノ保ダム建設ニ依リ石器時代ヨリ幾千年現代氏子ノ祖先ヨリ数百年
  の歴史ヲ閉ジ河合村大字保鎮座銀幣社鈿女神社ハ末社四社ト共ニ昭和四十五年五月十
  日当神社ニ遷座シ奉ル又舟原鎮座白山神社モ同年九月四日遷座シ奉リ九日五鎮座祭ヲ

  執リ行ウ信仰ノ念篤キ氏子ハ血縁信仰ノモトニ神社本庁ノ承認岐阜県知事ノ認証ヲ得テ当
  神社ノ崇敬者トシテ百二十四戸ノ名ヲ此ノ碑ニ留メ永遠ニ子孫ノ為伝エシト欲ス
        昭和四十五年九月吉日  鈿女神社並ニ白山神社宮司  牛丸親重  謹書


  (以下は 岐阜県神社庁ホームページより引用)
   通称:はくさんさま、白山様    主祭神:    伊邪那美神(いざなみのかみ)    摂末社祭神:    天鈿女神(あめのうずめのかみ)    天照大神(あまてらすおおかみ)    栗原大神(くりはらおおかみ)    諏訪大神(すわおおかみ)    国作大神(くにづくりおおかみ)    八幡神(やわたのかみ)    丹生津比売神(にうつひめのかみ)    菊理姫命(くくりひめのみこと)    伊邪那岐神(いざなぎのみこと)    後醍醐天皇(だいごてんのう)    由緒由来:     名簿記載なし。所在不明。何れかの神社に合祀済みか。    祭礼情報:5月4日