桑島 (くわじま) 神社
白山市 桑島
集落の西、山の中腹に鎮座

1の鳥居

大きな自然石に「桑島神社」と書いてある社号標   社頭

手水舎   飲むと美人になるといわれる「三ッ池神明水」は枯れてしまっている



 立派な拝殿、左手に渡り廊下が社務所へと連なる  

  

2階位の高さにある本殿   

鳥居の向こうに下に移転してきた集落がある

川上御前   
    
撮影日:平成26年10月9日
鎮座地: 白山市桑島四号87-41

 境内奥にある小さな境内社は「川上御前」であり、その由緒書き(本文は縦書き)には、 次のように記載されている。

  川 上 御 前 の 由 緒
 正徳三歳癸巳秋、嶋村上宮社神主の書き残された氏神略縁起冒頭に「抑、本社は霊亀
三年、越の泰澄大師の開基給ひし白山大権現の末社にして、天徳の頃 川上御前を安置
ありしが、縁故ありて其像を平泉寺へ納めたり。」と伝う。
 爾来、平泉寺においては、秘宝として三十三年毎の御開帳以外に、尊像を拝する事は
許されず。たまたま本年御開帳の年を迎え、五月大祭が営まれたのを機に、白山神社に
参拝、尊像を拝し、祖神に対する崇敬の念を新たにした。
 時に、白山大汝峯に祀る神殿、落雷の被害にあい、新しく造営するにあたり、旧社殿
を修復し奉り、御神体を安置、川上御前社として、桑島神社の神域に、建立奉祀するこ
ととなる。
      平 成 四 年 九 月
                         桑   島   区
                         桑 島 褒 寿 会



(以下は石川県神社庁ホームページより引用)
御祭神:上宮之廏戸豐聰耳命 天照大神
由 緒:
 東島神社は天徳年間村の南方に一堂を建立し川上御前を祀ったのを創始とする承保年代越前平泉寺 との紛争のさい祭神を譲ったがその後一旅僧の預け残した上宮厩戸豊総耳皇子の立像を祭る神として 村の中央西側に社殿を造営し祀ったと伝えられる。西島神社は養老年間泰澄大師より観音像を授けら れたのが本社の起源で六百年前大火で焼失さらに三百年前にも罹災し行基作という阿弥陀如来像を失 いその後薬師如来像を求めて奉祀したという明治八年天照大神を祭神としたが本社は明治三十年再び 焼失しその後再建された。手取川本流ダム建設にともなう水没のため昭和五十二年四月東西両神社を 合併して桑島神社と改称する昭和五十三年十月新桑島の景勝の地に元東島神社を移転社務所を新築し て慶賀祭を行なう。