岩根 (いわね) 神社
白山市 白峰
白山三所の社、泰澄大師が創建

社頭   手水鉢、2層式??

  

  本殿は巨岩の上=御前峰に鎮座

   

  

  2つの巨岩の上にそれぞれ社があった

  左手が別山だが、右手は大汝峰?かな

「泰澄大師腰かけの岩」の標柱   右の大きいのが腰掛け岩

  

  
    
撮影日:平成26年8月6日
鎮座地: 白山市白峰ソ81

 風嵐(かたらし)の集落跡に鎮座。かっては3つの巨岩の上にそれぞれ社があったが、現在は合祀 され、奥の巨岩にのみ社がある。境内の由緒書きには以下のとおり記載(縦書き)されている。

岩根神社の由来

 当社は風嵐集落の産土神として 伊弉諾尊 伊弉冉尊 菊理姫神をお祀りし 古来白山
三所の社として広く白山登拝者の崇敬を集めた 養老元年(七一七年) 白山開山の祖
泰澄大師の創建により白山七社の内 岩根之宮としての由緒があり 神迎おどり(国指定
選択文化財)等白山まつり発祥の地でもある
 天然の巨岩に鎮座し 大欅がそびえ樹根は岩を垂下奇観を呈して国の天然記念物(昭和
十八年)に指定された 昭和九年大洪水によりその巨根が洗掘され 以来樹勢枯渇したが
現在もその一部を残している
 左右の巨岩にのせて白山三所(御前峰 大汝峰 別山)の社を奉斉したが 後世中央巨
岩(御前峰)に合祀された
 昭和の代 氏子風嵐区民の奉祀により 本殿 拝殿 弊殿及び鳥居等社殿 境内の修復
整備に努めた
 手取川総合開発手取ダム建設に併せ集落再編整備事業により 昭和五十四年全戸移転
以後村内在住の氏子 崇敬者により奉祀され現在に至っている
 白山連峰眺望絶佳の地であり此処 自然休養村 緑の村を訪れる人々の憩う場でもある
 白山の恩恵に感謝し ひたすら世の平和と白山水系の安全繁栄を希うお社として 祖先
の遺徳に応え再整備の奉仕を行ない次代に継承するものである
                              謹  書
  平成五年十二月吉日
                        岩根神社 氏子一同


(以下は石川県神社庁ホームページより引用)
御祭神:伊弉冉尊 伊弉諾尊 菊理媛神
由 緒:
 大欅によりその根にて包みたるに見える巨岩は三巨岩であるところから、白山三山になぞらえ巨岩の上に奉 祀してあるので岩根社と称した。無格社岩根社であるのを昭和21年岩根神社と改称した。