瀬戸比古神社

志賀町 直海(のみ)

延喜式内社、旧「直海白山神社」


社頭   神門

  

再び石段、途中に手水舎

   

   拝殿の社名額は簡素な一枚板

拝殿内部   こちらは立派な社名額

「三つ鱗」の神紋   

  

本殿前の狛犬    

本殿、向拝下の階段横に古い狛犬    

拝殿、向拝の木鼻  彫り物  

拝殿前から振り向く   鳥居へ続く石段

境内から見た神門

撮影:平成23年10月11日

 延喜式内社格で、地域の総鎮守社で規模も壮大。3対の狛犬はそれぞれに特徴がある。1の狛は参道で 参拝者に目を光らせている格好、細身で猫のような顔、肘の毛が長く伸びている。 本殿には2対あって、大きい方は、本殿下に居り、赤い口、赤い耳で、ころころの体型。昭和53年に奉納された 割りにはあまり見かけない姿。3の狛は本殿の梯子段の上に居て、小さく、彫りも単純で猿 のような顔をしている。本殿の木鼻の獅子も口が前に突き出ていて、独特の姿である。
 拝殿に掲げられている社名額は1枚板で「鬼門大社」の肩書き、かっては領主の鬼門押さえに位置していたもよう。 拝殿の鬼瓦と向拝に「三つ鱗」の神紋が金色に燦然と輝いている。見どころの多い神社である。

    (以下は石川県神社庁ホームページより引用)      社 名:瀬戸比古神社 せとひこじんじゃ      鎮座地:羽咋郡志賀町直海ス68      御祭神:素都乃奈美留命      由 緒:当社は崇神天皇の御代の創建とされ延喜式内社と伝へる。往昔は観音堂、白山權現とも稱され直海         20箇村の総鎮守であった。歴代武将の崇敬も篤く天文4年に当地の領主国沢六郎兵衛徳長が社殿の造立         を行った。寛永6年には藩老村井飛彈守長家が社殿の修理と社地境内に保護を加えている。盛時は社家         ・社僧・坐女150余名に及んだと云うがその多くは退転した。社職は祭神の後裔素都氏が累代奉仕して         今日に至っている。          明治6年直海白山神社と改稱したが明治35年瀬戸比古神社の旧社号に復した。御神徳は古今に輝き今         に近在の氏子崇敬者から深い信仰が寄せられている。